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「短所」の対義語は「長所」ではなく「無個性」。短所を消そうとすると個性がなくなる理由
こんにちは、株式会社Meee代表の八木仁平です。
自分の短所に嫌気がさしてしまい、なんとかしてその短所をなくしたいと思ったことはありませんか?
でも実は、自分の短所を消そうとすると、同時に長所も消えてしまうんです。
なぜなら長所と短所は、「元」は同じものだから。
「短所な長所と思われる元」がその時の環境によって違う受け取られ方をしてしまい、あなたの長所になったり短所になったりするんです。
僕も、これを知った時はビビりました。
あれだけ忌み嫌っていた自分の短所が、実は裏から見れば自分の長所だった…ビックリ。
僕が感じていた自分の短所は「人と長時間一緒にいると消耗して疲れる」というもの。
「たくさん友達がいて好かれている人間にならねば…!」と思ってずっと生きてました。
それを克服するためにヒッチハイクを100回やったりしました。
しかし、何も変わりませんでした。
この時の僕は、長所と短所が反対側にあるものだと思っていたんですよね。
図にするとこんな感じ。
一見、短所にしか見えない「人と長時間一緒にいると消耗して疲れる」という特性はどんな長所になるでしょうか?
僕の場合は「1人で物事に没頭できる」という長所に変わりました。
受験勉強がうまくいったのも、ブロガーとして独立できたのも、「1人で物事に没頭できる」という長所があったからです。
ずっと「人と長時間一緒にいると消耗して疲れる」という特性を否定して、自分がしんどいけれど人の輪の中でニコニコする自分を選択していた場合、僕は無個性でつまらない人間になっていたでしょう。
短所をなくそうとすると長所もなくなって、何も特徴のない人間になってしまうからです。
長所と短所は逆にあるものではなくて、同じ特性が環境によって現れ方が変わっているだけでした。本当に紙一重なものです。
だって長所と短所は紙一重なんだから。
【短所⇔長所の例】
- 思慮深い人=行動が遅い人
- きちんとしてる人=融通が効かない人
- 目標を立てられない人=柔軟に対応できる人
- ネガティブな人=嫌なことに目を向けて対処できる人
- 考えずに行動する人=行動が早い人
- 人の話を聞かない人=自分に自信がある人
短所を消そうとして右へ行こうとすれば長所も消えてしまうんだよ。
短所の対義語は無個性。
長所の対義語も無個性。
短所が消えた先には無個性で特徴のない自分しかいません。
自分の短所が目についてしまって「消したい」と思ってしまっている人は、その裏にある長所に目を向けて見てください。
短所の裏にある長所のパターンを以下の記事にまとめています。
ストレングスファインダーの各資質が持っている短所と長所を以下の記事にまとめています。
じゃあどうすれば短所を長所に変えることができるのか? という話はこの記事に書いてます。
短所は消すものじゃなくて、長所として出やすくするために上手く付き合っていくものですよ。