
「やりたいこと探し」は難しいと思ってる人が多いですが、全然難しくないです。むしろ簡単。
なぜかって言うとやることは3つしかないから。
やりたいこと探しを最速で終わらせるためには、どういうステップで進んでいけば良いのかを解説します。
あなたがやりたいことを見つけて夢中になって生きたいと思うのなら、まずこの記事を必ず読んでください。
この記事は書籍並に長いです。
しかし、これを理解せずにやりたいこと探しをしても無駄な時間が膨大にかかってしまいます。僕は30代後半、40代になってもやりたいことが見つからずに苦しんでいる人をこれまでに何人も見てきました。
あなたが貴重な人生の時間を無駄にしたくないと思っているなら、絶対に読んだ方がいいです。
同じ内容を動画でも話しているので、動画がお好きな方は以下からどうぞ。何度も繰り返し見るのがおすすめです。
やりたいことを見つけるとエネルギーを100%発揮できるようになる
やりたいことが見つからない状態って、人生の方向性がこのままので良いのかな?とずっとモヤモヤしてるような状態だと思います。
やりたいことが分からない時は、自分のエネルギーがいろんな方向に分散したり、エネルギーを持て余している状態がほとんど。
やりたいことを見つけるメリットは、自分のエネルギーの向けどころが見つかるということ。
やりたいことが見つかると、モヤモヤがなくなって突き進めるので、成果が出るようになってきます。
例えば今、エネルギーがいろんな方向に分散してしまって本来の30%くらいの成果しか出てないのだとしたら、やりたい事を見つけることでそれが100%発揮できるようになる。
そのうえで僕が目指して欲しいのは、自分のやりたい事を中心に成長し続ける無限ループに入ってもらうって事です。
自分のやりたい事を中心に成長し続ける無限ループ
- やりたいことについて勉強する
- その分野で人を喜ばせてお金を得る
- その得た収入で、やりたいことに関して勉強する
- 成長した自分で人に価値提供しお金を得る
このループを回すのはとても楽しいですよ!
どんどん成長していけるし、どんどん収入も増えていけるし、自分も感謝されて、すごく楽しい人生になると僕は思っています。
実際に僕もこのループを回しています。
例えば、今年も年間300万円くらいは自分の事業に関して学ぶために投資するし、その学んだ事で事業拡大して収入を得ています。
そうすると、年々このループの規模が大きくなってくるんですよ。勉強に投資する額も大きくなってるし、会社の売り上げもどんどん大きくなっていってます。
このループに入るために1番重要なのは、最初の「やりたい事を見つける」ことです。
やりたいことが分からない人はいつまでもループに入れない
やりたいことが分からない人は、何を勉強すべきか?人にどういう価値を提供するか?がわかっていないので、ずっと このループに入れない状態です。
やりたいことがない人は仕事が自体がストレスなので、飲み会・ゲーム・ブランド品を買うなど、せっかく得たお金をストレス発散のために使います。
そもそも仕事に興味がないので、お金を得ても学ぶ気になれません。
休日は家でYouTubeを見てダラダラ過ごす。つまり、やりたい事がないからこの成長ループに入らずに退屈な人生を送ってしまうんです。
楽しい人生を送りたいとか、もっと成長していきたいと思ってるなら、まず最初にやるべきことは「やりたい事を見つけること」です。
「やりたいこと」はすべての人に必要
「独立したいんですけど何をすれば良いか分からない」という方はいっぱいいると思います。
独立する為の分野は色々あるけど、ただ独立したいだけじゃ独立できませんよね。なにかの分野でスキルを身につけて、人に価値提供できるようになる必要があります。
就職活動・転職活動で無敵になりたい人も「やりたいこと」は必要。
ほとんどの人は自信を持って「自分はこの会社で働きたい!」と言えません。自分のことを知らないから確信を持った志望動機を言えないんです。
つまり、やりたいこと探しを終わらせたら、自信と説得力にあふれた志望動機が言えるようになります。
やりたいことがない人は何やって良いかがわかってないので成長するわけがありません。
やりたいことがある人の方が少ない理由
やりたい事が明確にある人ってすごく少ないですよね?なぜだと思いますか?
僕は「世の中にはたくさんの選択肢がありすぎるから」だと思っています。
ジャムの法則という「スーパーに試食のジャムを24種類並べると購入した人は3%だったが、6種類に減らしたところ購入者は30%になった。」研究があります。
ここから、選択肢が多いと選択しないという選択をする、ということがわかります。
人生も同じで、たくさんある中から一番いいものを選ぶことが難しいから、選ぶことを先延ばしにしている状態です。
「行動が足りないからやりたいことがわからない」は間違い
やりたい事がわからないのは行動が足りないからってよく言われませんか?でもこれは全くの間違いです。
やりたい事が決められない人はたくさんの選択肢の前で迷っています。
そこへ「やりたいことがわからないのは行動が足りないからだ」と言って新しい行動をしてしまっても、さらに選択肢が増えるだけですよね。
選択肢が増えるほど「結局、自分は何をやったら良いんだろう…?」となってしまいます。
みなさんは今まで人生で行動しながら生きて来ました。でもやりたいことが分かってない。
じゃあもっと行動するしかない!というのは同じ思考のままなので、やりたいこと探しの
問題解決にはなりません。
「いろんなことを経験しようと思い転職しまくりました」と10社転職して30歳、40歳になった方が相談に来ますが、そうなってしまうと遅いというか…
しっかりと自分の中で考えた上で行動していくというステップが必要。何社転職しても、やりたいことがわからない人は永遠に分からないままです。
「やりたいことがわからない」は今の若者だからこその悩み
僕も20代なのでわかるのですが、やりたいことが分からないという悩みは今の若い世代特有のもの。
親の世代の就職などは選択肢がそんなに広くないですよね。みんな選択肢も知らないし、この大学でたらここに就職するという流れがあるから。
住む場所も就職先も提案されるような感じで、そもそもやりたいことに迷う余地があまりなかったそうです。
選択肢が多い時代だからこそ、選択基準が必要
SNSやインターネットが発達して、いろんな選択肢が見えるようになったこの世界の中から自分のやりたいことを選ぶにはどうすれば良いのか?
それには選択基準が必要なんです。
例えば、ユニクロに行った時、たくさんの商品の中からどうやって服を選びますか?
自分に似合うもの。自分に合うサイズ。そういう選択基準があるからたくさんの服の中から選ぶことができますよね?
やりたいこと探しをするときも全く一緒。世界にあるたくさんの仕事の中から、「自分はこれがやりたい」という選択基準を持つと、自分が進んでいく道を選べるようになっていきます。
間違った選択基準を持ってはいけない
選択基準を考える時に、間違った選択基準を持たないように注意が必要です。
例えば、お金が稼げるかどうかを選択基準にしてたくさんの仕事の中から選んでしまうと、やりたいこととは関係がないので仕事は楽しめません。
それに、お金が稼げるかどうかで仕事を選んでも将来的にお金が稼げるかどうかは分からないですよね?つまり、社会情勢が変わった時に軸がぶれてしまうんです。
世界の企業の時価総額ランキングで、平成元年はトップ50のうち30社以上に入っていた日本企業が、30年後の平成31年にはたったの1社になってしまっています。
つまり、たった30年のうちに社会情勢っていうのはガラっと変わってしまったんですよね。
今後もめちゃくちゃ変化していくのは明らかですし、変化のスピードはどんどん早まっていきます。
お金が稼げそうかっていうのは自分の外側の選択基準。自分の外側のことはコロコロ変わるし、自分がコントロールできません。
間違った選択基準を持ったままだと一生自分の軸なんて見つからないし、やりたい事も見つかりません。
皆さんが考えるべきは、自分の内側の選択基準を考えることです。
やりたいこと探しに必要な3つの基準
自分の内側の選択基準というのは実は3つあります。
- 好きなことかどうか
- 得意なことかどうか
- 大事なことかどうか
この3つの基準に沿ってフィルターにかけることで、これがやりたいことだ!と感じるような仕事が作れるのが僕の自己理解メソッド理論です。
「やりたいこと」とは言えない例
ここで重要なのは、やりたいことを探すときに「やりたいことってなんだろう」と考えちゃダメということ。
「やりたいことってなんだろう」というのは抽象的すぎて答えが出にくくなってしまうので、分解して考える必要があります。
例えば、
- お金を稼ぎたい
- 世界から貧困を無くしたい
- YouTuberになりたい
- 起業したい
- 丁寧な暮らしがしたい
- ギターを弾きたい
- 人と話してたい
などは全て、僕のいう「やりたいこと」とは別物です。
やりたいことの中から「本当にやりたいこと」を見つける
「やりたいことってなんだろう?」と考える時は次の3つに分解してください。
- 好きなこと
- 得意なこと
- 大事なこと
そしてこの3つが重なったところを「本当にやりたいこと」と定義しています。さらに、本当にやりたいことを見つける時には重要な公式があるんです。
1つ目は「好きなこと×得意なこと=やりたいこと」
2つ目が「やりたいこと×大事なこと=本当にやりたいこと」
この2つだけしっかり覚えてください。
公式① 好きなこと×得意なこと=やりたいこと
多くの人は「好きなこと=やりたいこと」と考えがちで言葉の区別できていません。「好きなこと=やりたいこと」だと考えてしまうと、やりたいことは見つかりにくくなってしまいます。
僕が言ってるやりたいことは、「好きなことを得意なやり方でやること」。
この掛け合わせを理解してもらうために、好きなことから順に解説していきます。
好きなことの意味とは?
好きなことというのは「情熱」や「興味」と呼んでいます。
興味があってもっと知りたい・なんで?どうすれば?という問いかけが出てくるもののことで、言い換えれば分野や業界にあたります。
- 心理学
- 環境問題
- ファッション
- 医療
- ロボット
- デザイン
など、自分が関わるどんな分野が好きか?というのが「好きなこと」です。
得意なことの意味とは?
もう1つ重要なのが「得意なこと」。簡単に言うと、自分が自然とできることが得意なことです。才能とも言い換えられますね。
- やってて心地が良い
- 頑張らなくても無意識にやっていること
- ストレスがないので夢中になりやすいこと
- やっていると自分でいられる感覚があること
- 仕事じゃなくてもふだんから自然とやっていること
など、自分が当たり前にできてしまうので、他人に対して「なんでこんなことできないの?」と思うのが得意なことです。
具体例を挙げると、
- 相手の立場に立って考えることが得意
- 人を競うことが得意
- 勉強が得意
- 情報を集めることが得意
- 深く考えることが得意
- 分析が得意
などがあります。この得意なことを考える時に特に重要なのが、得意なことと「スキル」「知識」は全く別物ということ。
英語が話せる・プログラミングができる・Webマーケティングの知識があるとか、後天的に学べるものは「得意なこと」にはなりません。
持って生まれた「得意なこと」は一生の武器になる
「得意なこと」というのは、人の気持ち大事にできるたり、1つのこと突き詰められるなどの、生まれつき持っている自分の性質のことです。
また、「得意なこと」は自分のずっと内側にあるものなので、一度学んで使えるようになればどんな仕事にも応用可能なものです。
逆に、スキルや知識っていうのは特定の仕事でしか活用できません。
プログラミングのスキルがあっても使わない仕事だと活用できないし、HTMLやCSSを学んでも今のように自動でできる時代では価値が下がってしまいます。
つまり、スキルや知識は陳腐化しやすいんです。
だからこそ、無意識にできる「得意なこと」が重要。
どんな仕事でも使うことができるし、一度自分の得意なことを理解してしまえば、時代がどう変化しようと武器として活用していくことができます。
スキルや知識にこだわると危険
スキルや知識は自分の実現したいことのためには必要ですが、時代の変化とともに陳腐化するので依存してはいけません。
例えば転職しようとするときに、今持ってる資格やこれまでの経験を活かせる仕事は?という考えになってしまいます。
そうなると、自分のスキルや知識が使える範囲でしか仕事を考えられなくなるので、可能性を狭めてしまいます。
元々スキルや知識は自分の人生を充実させるための手段なので、人生の「やりたいこと」を見つけることが何よりも大事なんです。
スキルや知識を身につけるのは、やりたいことを見つけてからでも全然遅くありません。
「好きなこと」と「得意なこと」を掛け合わせる
「好きなこと」が決まれば何をやるかが決まり、「得意なこと」が分かればどうやるかが決まります。
これが掛け合わさると「何を」「どうやるか」が決まります。
例えば、ファッションの分野が好き×アイデアを出してモノ作りするのが得意、だったら「モノ作りをする」がやりたいことになります。
僕の場合だったら、自己理解が好き×学んで人に伝えるのが得意、なので「自己理解について学んで人に伝える」を今やりたいこととして定めてます。
また、もし得意なことが変わったらやりたいことは違ってきます。
僕は不特定多数に発信するのが得意ですが、目の前の人に寄り添うのが得意なら、やりたいことは「自己理解を使って人に寄り添う」になります。
好きなことが違ってもやりたいことは変わります。
スポーツが好き×学んで人に伝えるのが得意、だったら「スポーツについて学んで人に伝える」がやりたいことになります。
こんな風に、公式の1つ目は「好きなこと×得意なこと=やりたいこと」になります。
公式② やりたいこと×大事なこと=本当にやりたいこと
多くの人がこの「やりたいこと」だけ見つけて満足してしまいますが、実は「好きなこと」と「得意なこと」の2つだけだと軸がブレてしまう。
なのでもう一歩踏み込んで、公式②「やりたいこと×大事なこと=本当にやりたいこと」を考えてみましょう。
大事なこととは
「好きなこと」=何を、「得意なこと」=どうする、だと解説してきました。3つ目の基準である「大事にしたいこと」は、なぜ?何のために?です。
この3つを掛け合わせると、「何をどうする?それはなぜなのか?」というところまで考えられます。
例えば「料理を作って人に提供する」が自分のやりたいことだとすると、どんな飲食店をやっていこうか?を考えますよね。
なんのために飲食店をやるのか?なぜ飲食店をやるのか?という「大事なこと」によって店のコンセプトを決めることができます。
- 訪れた人に健康になって欲しい
- 出会いをメインにした飲食店で新しい可能性が広がる場にしたい
- 実家に帰った時のような安心感を感じて欲しい
- カップルが特別な日を過ごすために使って欲しい
- めちゃくちゃ美味しい料理を提供して普段味わえないような驚きを感じて欲しい
など、一言で飲食店をやると言っても目的って様々なのがわかりますか?
人は目的に合ったお店に行くので、自分のやりたいことで事業や仕事にしていきたいなら「なんのためにやるのか?」を考えないと誰に向けたものなのかがわからなくなってしまいます。
今この例に出した5つ目的全てを1個の飲食店で実現するのって不可能だし、中途半端な店になりますよね?
自分のやりたいことを決めるときも一緒で、なんのためにやるのか?を決めないと、結局軸がブレブレになって誰にも求められなくなってしまいます。
そうならないためにも、なんのために?を考えるのは超重要なんです。
「やりたいこと」も手段でしかない
やりたいことを探そう!と言っていますが、この「やりたいこと」は仕事や目的のための手段でしかありません。
僕の場合だったら「自己理解を学んで伝えることで、人生に熱中して欲しい」という「本当にやりたいこと」があるんですね。
僕にとって仕事をやる目的は人生に熱中して欲しいから。これが実現できるなら別に自己理解じゃなくても良いんです。
自己理解は自分が好きなことで、人に伝えるのは得意なことなんですが、最も大事なのは「学んだ人が人生に夢中になって欲しい」んです。
なので、自己理解はあくまで手段だし、自己理解にこだわってる訳でもありません。
自己理解の需要がなくなったら他のことをやるし、夢中になってもらうのにもっと必要なことがあるならそっちをやっていきます。
本当にやりたいことの例を挙げると、
- 家族を大事にしてほしいから自己理解で人に寄り添う
- 成長する喜びを知って欲しいからスポーツを学んで子供に伝える
- プロフェッショナルになる自分を高め続けて欲しいからスポーツを学んでアスリートに伝える
など、自分の大事にしたいことによって仕事の内容はガラッと変わります。
同じことやって、同じやりたいことがあっても、なんのためにやるかによっても変わります。
なので、みなさんが今後迷いなく
「自分のやりたいことはこれだ!」
「本当にやりたいことはこれだ!」
となるためには、なんのために仕事をするのか?何を自分は大事にしてるのか?という「大事なこと」を考える必要があります。
本当にやりたいことを見つける3つの基準
- 好きなこと
- 得意なこと
- 大事なこと
この3つ基準を解説しました。あなたの働き方に今欠けてるのはなんでしょうか?
自分の仕事にの分野自体に興味が持てないのなら「好きなこと」が欠けています。
分野は面白いんだけど自分の役割や作業自体に面白みを感じられないなら「得意なこと」が欠けています。
この仕事は楽しいけど誰に届けてるのだろう?なんのために仕事やってるんだろう?と感じるのなら「大事なこと」が欠けています。
欠けているところがわかったら、それを自分で明確にして、埋めるために仕事を修正していけば良いんですよね。
「本当にやりたいこと」というのは3つの基準が重なってるところ。自分の足りないものを埋める作業が、自分の本当にやりたいことに辿り着くための最短ルートなんです。
やりたいことを探す、というぼんやりしたところから始めると難しいですが、3つの基準をそれぞれ見つけて組み合わせるだけならできそうな気がしませんか?
3つをどの順番で見つけていくのがいいかは次の記事「仕事でやりたいことがない人へ!夢中になれる仕事と出会う3ステップ 」で詳しく解説しています。
合わせて読んでください。
同じ内容を動画でも話しているので、復習用にどうぞ。何度も繰り返し見るのがおすすめです。