
年間200人が受講する、3か月・10STEPでやりたいこと探しを終わらせる自己理解プログラムを運営しています。
と感じることはよくあると思います。
でも、自分らしさとは一体何なのでしょうか?
今回は、自分らしさを見つけるための3つのステップについて解説していきます。
同じ内容をYouTube動画でも話しているので、動画がお好きな方は以下からどうぞ。何度も繰り返し見るのがおすすめです。

「自分らしさ」とは?
そもそも「自分らしさ」という言葉はどんな意味なのかを考えてみます。
「自分らしさ」というのは「自分」と「らしさ」という言葉が組み合わさってできた言葉です。
「自分」という言葉はよく使うので分かると思います。
では「らしさ」とは何なのか、これを辞書で調べてみると「そのものの特徴がよく出ている状態」だと書いてあります。
これは人間以外で考えてみると分かりやすくなります。
鳥の「らしさ」とは何でしょうか?
鳥というのは、飛んでいるのが「鳥らしい」状態です。
羽をケガして地面に横たわっているのは、あまり「鳥らしい」状態ではありません。
また包丁はよく切れるのが「包丁らしい」状態です。
錆びてしまって使えない包丁はあまり「包丁らしく」ありません。
つまり「自分らしさ」とは、自分が本来持っている特徴がめちゃくちゃ発揮されてキラキラ輝いてるような状態のことです。
ですから、人間の特徴を構成する要素が分かれば、「自分らしさ」の正体は自ずと明らかになります。
自分らしさの3つの要素
- 好きなこと
- 得意なこと
- 大事なこと
この3つが人間の特徴を構成する3つの要素になっています。
このすべてが満たされている時に、「自分らしい生き方ができてるな」と感じられるようになっています。
「自分らしい服」とは?
例えばどんな服が自分らしいか、これも全く同じ3つの要素で構成されています。
まずどんな服が好きなのか
嫌いな服を着ていてもあまり自分らしいとは感じられません。
2つ目が得意な服
これはどんな服が似合うのかということです。
例えば骨格診断やパーソナルカラー診断を受けることで、自分に似合う服はどんなものかが分かります。
それに合った服を着ている時は、自分の特徴がよく発揮されて自分らしい状態になると思います。
最後が大事なこと
自分が生活で何を大事にしているのか、つまりどんな生活スタイルなのか、どんなふうに生きたいのかということです。
- どんな服が好きか
- どんな服が似合うか
- どんな生活スタイルでどんな服が一番自分に快適か
この3つを合わせたら自分らしい服が手に入ります。
あなたは3つの要素のうち、どこが満たされていませんか?
あなたは今、この3つの要素のうちどこが満たされていないでしょうか?
- 好きな仕事ができていなくて嫌なことばかりやっている
- 得意なことができてなくて苦手なことばっかりやっている
- 自分の人生にとって重要じゃないことをやっている
このどれかに当てはまっていると自分らしくない状態になってしまいます。
まず好きなことが欠けていると、自分のやっていることに対して興味や好奇心が感じられずにワクワクできません。
あなたが今、自分がやっていることに対して興味や好奇心が湧いていないとしたら、それは好きなことが満たせていない状態になっています。
2つ目の得意なことが欠けていると、やっていても苦しくて自信がどんどんなくなってしまい、仕事の成果も出ません。
3つ目の大事なことが欠けていると、自分は何のために働いてるのか目的が分からなくて方向性を見失ってしまいます。
仕事のやりがいが感じられないという人は、この大事なことが欠けている場合がとても多いです。
本当にやりたいこととは?
「自分らしい」と感じられる仕事というのは、やりたいことと全く同じものです。
「好き」「得意」「大事」という3つが満たされていると本当にやりたいことだと感じられます。
つまり、やっていて「自分らしい」と感じられることが本当にやりたいことです。
ここからは「好き」「得意」「大事」という3つをそれぞれ詳しく説明して、見つけ方まで解説していきます。
要素1.「好きなこと」=情熱
「好きなこと」は情熱と呼ぶことができます。
興味があってもっと知りたいと感じる分野のことです。
例えば心理学・環境問題・ファッション・医療・ロボット・デザインなど、いろいろな分野が社会にはあります。
あなたはどんな分野に興味がありますか?
好きな分野や好きなことに関わっていると、自然と好奇心が湧いてきます。
それはとても自分らしい状態です。
反対に興味のないことに関わっていても好奇心は湧きませんし、自分らしくありません。
ですから、自分が興味のない仕事をしないように注意してください。
「好きなこと」を見つける方法
あなたがお金を払ってでも勉強したいことは何ですか?
そこから分かるあなたの好きな分野は何ですか?
あなたが勉強したい、体験したいと思ってることを考えてみれば、それは好きなことに結びついている可能性が非常に高いのです。
要素2.「得意なこと」=才能
「得意なこと」は才能とも呼ばれます。
自分が自然とできることが「得意なこと」です。
具体的にいうと
- 人の気持ちを考えることができる
- 人と競争することができる
- 情報を集める
- 深く考える
- 分析する
- チームワークを高める
- 慎重に進める
- 未来を考える
これらはすべて才能であり得意なことです。
あなたはどんなことが自然とできますか?
ただし、「得意なこと」と「スキル・知識」は全く別物ですから注意してください。
「得意なこと」は最初から自然とできることで、「スキル・知識」のように学んでできるようになったことではありません。
スキルは後で学んでできるようになったことなので
- プログラミング
- 投資
- 英語
これらは「スキル・知識」になります。
「スキル・知識」というのは、時代が経てば必要なものが変わってしまうのです。
ですから学び直さなければいけないものです。
しかし「得意なこと」は常に自分の内側にあって、一生自分と関わり続けるものなので、まずは「得意なこと」を自分でしっかり把握して磨いていくことが重要です。
自分がもともと持っている才能とは何なのかをはっきりとさせて、それを使うことで非常に自分らしい状態を実現できるようになっていきます。
「得意なこと」を見つける方法
あなたがイラッとした、もしくは心がザワザワしたのはいつですか?
3つ考えてみてください。
これでなぜ「得意なこと」が見つかるのかというと、「得意なこと」というのは当たり前にできることだからです。
そして怒りというのは理解できない時に生まれる感情なのです。
ですから、イラッとしたことを考えたら、あなたがいつも当たり前に何をやっているのかが分かり、そこから「得意なこと」が見つかります。
要素3.「大事なこと」=価値観
「大事なこと」は価値観と言い換えることができます。
価値観とは「こんなふうに生きたい」と心から思えるような人生の方向性のことです。
例えば
- 成長し続けたい
- 自由に生きたい
- 夢中に生きたい
- 穏やかに生きたい
これらは価値観です。
自分や他人や社会に対して「もっと○○だったらいいのに」と感じることは何ですか?
そこから分かるあなたの「大事なこと」は何ですか?
「もっと○○だったらいいのに」というのは、自分の現状の生活と理想の生活の差のことです。
「大事なこと」を考えると、自分はどんな生活を望んでいるのかが分かります。
3つの要素が重なっているのが「自分らしい」働き方
3つの要素を紹介しましたが、この3つの要素が重なっているのが自分らしい働き方です。
楽しくて成果が出て、自分らしいと思える働き方になります。
ここであなたにおすすめしたいのは、一気に「自分らしく生きよう!」と考えるよりも、少しずつ自分らしい時間を増やしていこうという考え方をすることです。
一気にすべてを「自分らしく」するのではなくて、「自分らしくない」時間を減らして「自分らしい」時間を増やしていく、こういうふうに考えてみてください。
- 「好きなこと」を増やそう
- 「得意なこと」を増やそう
- 「自分の大事にしていること」を増やそう
という3つ視点で考えることが、自分らしい時間を増やすために一番分かりやすい基準になると思います。
今日から少しずつ「自分らしさ」を増やしてみてください
自分らしさとはそもそも何かというと、自分の特徴が発揮できている状態のことです。
人間の特徴というのは、「好きなこと」「得意なこと」「大事なこと」という3つで作られています。
自分らしく生きるためにはこの3つの要素を1つずつ見つけて、少しずつ人生に取り入れていくことが重要です。
ぜひ今日から少しずつ
- 本を読む
- 友達と会う
- リラックスする
- 湯船に浸かる
そんな「自分らしいな」と思うことを増やしてみてください。
そうやって増やしていくうちに、いつの間にか「自分らしい生き方」が手に入ります。