ピカチュウに「はっぱカッター」を覚えさせてはいけない。自分のタイプを知ることの重要性

自分を知る

 

あなたは自分が何タイプのポケモンか理解していますか?

 

僕と同じ世代の人なら、ポケモンにハマったことがある人は多いと思う。

僕は1993年生まれでポケモン金銀が最盛期。

2つ目のジムでアカネが使うミルタンクが強すぎたのがトラウマとして残っている。

 

なぜポケモンが楽しいかと言うと、何よりも色んなタイプのキャラクターがいる。そしてそのキャラクターに合わせた技を覚えさせて強くして、いかに攻略していくかを考えられるからだと思う。

けれどこれが人生になると、自分のタイプは教えられないままスタートする。

そして自分のタイプを知るために時間をかける人はほとんどいない。

自分のタイプを知らないまま、社会でなんとなく必要とされてそうな技を身につけることに時間を使っている人ばかりだと感じる。

 

 

それはポケモンで、ピカチュウがはっぱカッターを覚えるようなもの。

klimkin / Pixabay

10万ボルトを覚えればいくらでも活躍できる戦いがあるのに、フシギダネがタケシのイワークとの戦いで活躍しているのを見て憧れてしまい、真似しようとしてしまう。

もし仮にはっぱカッターを覚えることができても、それはせいぜい拾ってきた葉っぱをシュッシュッと上手く投げられるようになる程度だろう。

それが出来るようになっても、フシギダネよりも上手くなることは出来ずに、戦いでの出番はなくなるのに。

ポケモンで考えると笑い話に聞こえるが、これと同じことが人生となるとそこら中で起こっている。

 

 

ポケモンでは「タイプ一致ボーナス」という仕組みがあって、そのポケモンのタイプと覚えた技のタイプが一致した場合、威力が1.5倍になる。

この仕組みのおかげでピカチュウには電気タイプの技を覚えさせた方がいいし、フシギダネには草タイプの技を覚えさせた方がいいことが分かる。

実はこの「タイプ一致ボーナス」という仕組みはポケモンの世界だけの話かと思いきや、これは人間の世界でも全く同じだと分かる研究がある。

 

16歳の学生を対象に3年間の速読の訓練を行った。

訓練前

  • Aグループ…1分間に平均90文字読める
  • Bグループ…1分間に平均350文字読める

両者に3年間同じ速読の訓練をした、その結果……

訓練後

  • Aグループ…1分間に平均150文字読める
  • Bグループ…1分間に平均2,900文字読める

速読のレベルが実験当初に平凡だった学生は、特訓をしてもゆるやかな成長しかしなかった。約2倍。

ところが、最初から平均以上の数値をたたき出すような生徒は、約8倍と特訓によって大きな伸びを示した。

この研究からも分かるように、もともと才能がない分野にいくら投資をしても大した強みにはならない。

だから自分がどんなタイプでどんな才能を持っているかをまず見極める必要がある。

技を必死に覚えるのはその後だ。

 

 

色んな人の活動がSNSによって簡単に見られるようになった。

羨ましい技がそこらじゅうに溢れかえっている。

そのせいで自分がどんな能力をつければいいのか考えるのがどんどん大変になっている。

自分のタイプを知らないままゲームを進めようとする人は、必要ない技ばかり覚えさせられて時間を無駄にしていくのではないだろうか。

今こそ一度立ち止まって自分が何タイプのポケモンなのか知ることに時間をかけるべきだ。

 

参考文献

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