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エニアグラムの統合とは?あなたが成長するための過程を解説!
こんにちは!
エニアグラマーのせらなつこです。最近、エニアグラムにはまっています。
- 自分がどうすれば成長できるか知りたい
- エニアグラムの自分のタイプがわかったけど…どうすればいいの?
あなたはこんな風に思っていませんか?
エニアグラムは、ただ自分のことを知るためのツールではありません!
うまく活用すればこんなこともわかるんです。
- 自分が成長するためのヒント
- ストレスを感じたときに、自分ががどうなってしまうか
今回は、エニアグラムの統合について解説していきます。
※エニアグラムって何?自分のタイプがわからない…という方は、先にこの記事を読んでくださいね!
エニアグラムの統合とは
エニアグラムの統合とは、「自分が成長したときの特徴(方向)」がわかるものです。
ストレスを感じている時の動きとは逆の方向に矢印が動き、矢印が向いているタイプの「プラス面、いい面」が自然と出てきます。
エニアグラムの統合は、あなたがこんな状態のときに自然に現れるんです。
- 自分の感情がプラスになっているとき
- あまりストレスを感じていないとき
- 自分の行動や考えを客観的に分析できているとき
- 心が落ち着いている状態のとき
ストレスをあまり感じず、心が落ち着いて自分の感情がプラスに働き自分らしくいれている状態のときに、矢印が向いているタイプのいい特徴が自然と出てきます。
しかし、エニアグラムの統合は「統合の矢印が向いているタイプの特徴をマネすれば、成長できる」ということではありません。
自分自身のタイプの思考や行動をしっかりコントロールできるようになれば、自然と出てくるものなんです。
統合の矢印が向いているタイプのいい特徴が自然と出てくれば、自分自身がいかに自分のタイプの殻にこもっていたかに気づけます。
「自分はこんなときにこう考えてしまうクセがあったな…」
「こんなとき、衝動的にこんな行動をしてしまっていた…」
こんな風に、自分自身の悪い面を客観的に分析することができ、自分の感情や行動をコントロールできるようになり成長のきっかけになります。
各タイプの成長への動きを解説!
各タイプが統合するとどうなるのか、詳しく解説していきます!
自分のタイプがわからない…という方は、ぜひこの記事を参考にしてくださいね!
タイプ1:完全主義者は、タイプ7:楽天家のように人生を楽しめるようになる
「ものごとはこうあるべきだ」という想いを持っていて、まじめで堅実なタイプの完全主義者。
常にストイックで努力家、周りに対しても自分に対しても厳しい完全主義者ですが、成長する過程では、タイプ7:楽天家のようにものごとを楽天的に考え、オープンになります。
「これはこうあるべきだ」と思っていた自分の視野の狭さに気づき、ものごとに対する考え方に柔軟になり、可能性を広げることができるんです。
楽天家のようにオープンになることで、相手のことを受け入れる心の広さも手に入れます。
そして、他人の考え方や行動を理解しやすくなり、円滑にコミュニケーションをとることができるんです。
結果、今までよりもいろいろな角度で物事を考えられるようになり、思考の幅も広がります。
タイプ2:献身家は、タイプ4:芸術家のように自分を大切にできるようになる
いつも周りの人のことを最優先で考えて、自分のことは後回しにしてしまう献身家。
気づけば周りにいる人のことばかり考え、「誰かを助けなければ…」と思っている献身家ですが、成長する過程では、タイプ4:芸術家にように自分自身に目を向けるようになります。
つねに周りの人の気持ちに寄り添ってしまう献身家ですが、自分自身が感じている気持ちにも向きうことが大切です。
「自分は今、怒っている」
「悲しい気持ちになった…」
自分の気持ちに自分自身で気づくことで、どうやってケアすればいいかがわかります。
また、その気持ちを貯めこんだままにしておくと爆発する原因になるので、タイプ4:芸術家のように自分に合う方法で表に吐き出すことが大切です。(日記、音楽、踊りなど)
「あの人は私がいないと何もできない…」という思考になってしまうという自分自身の特徴に気づき、その考えを手放しましょう。
そして、周りの人のために使っていた時間を、自分自身と向き合う時間・自分をケアする時間に使うことで、自分の人生を楽しめるようになります。
タイプ3:達成者は、タイプ6:堅実家のように周りと協力できるようになる
成功するために手段を選ばず、目的達成のために仲のいい人を切り捨てることもある達成者。
「自分が周りからどんな風に思われているか」を常に意識し、目標を達成することで自分の価値を確かめようとしています。
達成者が成長する過程では、タイプ6:堅実家のように自然と周りの人と協力するようになり、周りの人を信頼できるようになるんです。
普段は、リーダーとして周りに指示を出したりやる気を引き出してプロジェクトを成功させ、「この成功は、自分ががんばったから手に入れることができた」と考えてしまいがちです。
しかし、堅実家のように、周りと協力し自分だけでは達成できなかった何かを手に入れることで、今までに感じたことがないような満足感を得ることができます。
- 周りを信頼する
- 必要な時には「サポートしてほしい」とお願いする
これが自然とできれば、もともと持っている「他人の才能を引き出すことに喜びを感じる」という資質をさらに生かし、達成感を味わえます。
タイプ4:芸術家は、タイプ1:完全主義者のように現実と向き合える
自分らしさを最優先し、自分の世界に浸りながら「自分は特別な才能を持っている」と考えている芸術家。
自意識が強く繊細で、自分の考えや想いを大切にしながらも「周りからどう見られているか」を気にしています。
芸術家が成長する過程では、タイプ1:完全主義者のように目の前で起きていることを客観的に受け入れることができるようになります。
普段は自分の世界に浸っている芸術家ですが、心が落ち着くことで周りがよく見えるようになり、自分が周りにとってどういう存在かを感じることができるんです。
自分の妄想から抜け出して現実に触れることの大切さに気付き、周りの人と触れ合いながら「自分らしさ」をより高めていきます。
- 妄想(自分)の世界から抜き出し、現実を受け止める
- 実際に、いろんな人と触れ合ったり行動する
これが自然とできれば、目の前で起きていることを大切にできるようになり、より自分らしさを磨くことができます。
タイプ5:観察者は、タイプ8:統率者のようにリーダーになれる
自分自身に自信がなく、世界とつながるためにいろいろな知識を身につけようとする観察者。
目の前で起きていることを理論的に説明したいという想いが強く、そのための情報収集に時間をかけすぎてしまいがちです。
観察者が成長する過程では、タイプ8:統率者のように自信をもって周りの人を導けるようになります。
普段は典型的な思考型、ひとりで知識を収集してそれについて考えるのが大好きです。
専門的な知識を身に着けることで、自分の居場所を確保しようとしています。
観察者が心が落ち着いた状態になると、「自分で調べて何とかしないと!」という想いが減り、周りに協力を得ることができるようになります。
また、今まで身に着けてきた自分の知識を目の前で起きている問題解決のために使ったり、アレンジできるようになります。
- ひとりの力で解決しようとしない
- 自分がつい考え込んでしまいがちだという性格に気づく
これが自然とできれば、統率者のようなリーダーになっているはずです。
今までに蓄積してきた知識やノウハウをチームのために戦略的に使うことができ、周りの人からの信頼を得ることができ、自信を持てるようになります。
タイプ6:堅実家は、タイプ9:調停者のように自信が持てるようになる
責任感が強く周りの人を大切にし、長いものに巻かれるタイプの堅実家。
「日本人にいちばん多いタイプ!」と言われています。
堅実家が成長する過程では、タイプ9:調停者のように肩の力を抜いてリラックスができ、バランスが取れるようになって安定します。
普段は自分に自信がなく、力がある人についていき、自分の所属しているチームを大切にする堅実家。
不安を感じ、親しい人や力のある人のそばにいることで自分を保とうとします。
しかし、リラックスした状態で日々を過ごせるようになると、調停者のように地に足を付け、しっかり自分自身を信じることができるようになるんです。
- 不安を感じても、しっかり向き合うことができる
- リラックスして、人生を楽しめるようになる
これが自然とできれば、自分自身がもともと持っている良さにしっかりと目を向けることができ、つねに落ち着いてバランスがとれた状態をキープできます。
そうすることで、新しいことに挑戦したり、問題が起きたときにもしっかり対応できるようになるんです。
タイプ7:楽天家は、タイプ5:観察者のように落ち着いて物事を判断できる
楽しいことが大好きで元気で前向き、興味のあることに手を出しすぎる傾向がある楽天家。
現実的で頭の回転が速く、失敗をおそれずにいろいろなことにチャレンジします。
楽天家が成長する過程では、タイプ5:観察者のように落ち着いて知識を深めることができるようになります。
「あれ楽しそう!」と思ったら、すぐに手を出してしまう楽天家。
動きながらも同時に他の新しいことを考え、自分にとって何が本当に意味があることかを模索し続け、気づけば忙しい状況が続きます。
1度心を落ち着かせ、観察者のように1つの出来事に対してしっかりと向き合い知識を追求することで、より深く向き合うことができるんです。
- 頭の回転のスピードを少し落として、しっかり目の前のことに向き合う
- 落ち着いて、集中する
これが自然とできれば、自分が本当に「楽しい」と思えることは何か、今後何をしていけばいいかがはっきりとわかります。
タイプ8:統率者は、タイプ2:献身家のように周りの人に目を向けることができる
パワフルで積極的にいろいろなことに挑戦し、威厳があって存在感がある統率者。
現実主義者で周りの人を守る力があり、カリスマ性があってリーダー気質、自身に満ち溢れています。
統率者が成長する過程では、タイプ2:献身家のようにほかの人に心を開くことができるようになるんです。
普段は本能的直観を信じ、ガンコで周りの意見に耳を傾けずにものごとを判断することもあります。
はっきりとものごとを言ってその場を仕切り、自分に自信を持っています。
統率者は、「自分は強い」と周りに見せることで、自分の弱さや繊細な部分を表に出さないようにしているんです。
統率者がリラックスした状態になると、献身家のように周りの人に心を開くことができるようになります。
また、自分自身の弱さにもしっかりと向き合えるんです。
- 自分自身の感情に向き合う(弱い部分にも)
- 周りの人に心をひらく
これが自然とできれば、周りの人を尊敬してきちんと感謝を伝えることができ、大きな心を持てるようになります。
ほかのひとにも優しくなれることで、周りから信頼されるリーダーになれるんです。
タイプ9:調停者は、タイプ3:達成者の活発になれる
争いごとがキライで、のんびりしていて控えめな人の支えとなる調停者。
自己主張をあまりせず、その場の流れに任せる控え目な人です。
調停者が成長する過程では、タイプ3:達成者のように自分の可能性を信じて自信が持てるようになれます。
普段は穏やかでのんびりした性格、癒し系と言われることが多い調停者。
その場の雰囲気を大切にするために、あまり自分の気持ちを表に出しません。
そのため、あまり自分のことを周りから理解されていないことがあります。
調停者の心が落ち着いた状態になると、自分の意見をはっきりと相手に伝えることができるようになり、自分に自信が持てるようになるんです。
- 自分自身のタメになにかしよう
- 自分は価値のある人間だ
自然とこんな風に思えるようになれば、今までの「目立たない人」から脱却し、自分の思っていることを周りの人に伝えることができ、周りから評価されるようになります。
大切な場面で自己主張できるようになり、自分の価値を認めて自信が持てます。
自分が成長するとどんな状態になるか知っておくことが、成長への近道
エニアグラムの統合は、あくまでも自然とその状態になっていることがポイントです。
無理に統合が向いている矢印のタイプに近づこうとしても、裏目に出てストレスを感じてしまいます。
過去、自分が「成長できたな」「あの体験はプラスになったな」という状況を思い出し、今回紹介しているタイプの成長の過程と照らし合わせてみてください。
そうすることで、自分が成長するための方程式が出来上がります。
あなたも自分の方程式を意識し、どんどん成長していきましょう!